top of page

SPECIAL Band Familia
comment by sakuma

 1, 僕の街

東京に住んでいた頃、久しぶりに地元に戻った時に感じた郷愁、変わりゆく寂寥感を綴った曲。それ程遠く離れている訳でもないので故郷と言えば大袈裟だけど、離れていたからこそ気づく地元への思いが淡々と流れていきます。当初はsolo曲として歌ってましたが、今回のアルバムのテーマが見えた時に、バンドでやろうと決めました。曲がシンプルな上、演奏もこれといって大きなアレンジはなく、たけ兄がエレハモのフリーズペダルを活用したことと、間奏部分のピアノフレーズによりハックルには珍しいアンビエント的な雰囲気が作れたかなと気に入ってます。

 

 2, Magic

これもハックルでは珍しくリフ曲。実際にこのリフから生まれた曲。このくらいのテンポ感と跳ねの感じが、自分達ぽくもあるかなと。ライブでもこのところ定着してきた、お馴染みの曲。たけ兄は歪みサウンドを効果的にバリトンベース(6弦)を使用。はじはタイトに、ビブラスラップでアクセントを。自分もいつものテレキャスに、間奏部分だけにたけ兄が持って来たロータリーのエフェクトを使用、各自それぞれに遊びの効いたこれぞトリオの一発録り。

 

 3, Discovery

息子と共に過ごすことで、気付かされる夢中になることへのエネルギー、吸収力、瞬発力。若さ故の輝きは眩しいほどです。パパはこんな風にしてきたよとか、出来るだけ遠くから見ていたい思いはありつつも、ついつい口挟んでしまうところが、良くないとこですねw ベタなコード感とアクセントに対して、サビのタイトさがスピード感を出して、一風変わった印象的な曲に仕上がりました。後半ははじのスネアロールがより加速させますね、息子のお気に入りの一曲でもあります。

 

 4, core

内省的な歌詞。悩み迷う時に自分はどうなんだろう、ほんとうに自分はどうしたいんだろうと、深く本心と向き合うような時間が、とても重要だと思っています。そうすることで見えてくる自分の本心、軸や答えはなくとも向かうべき方向が見えてくる、そんな思いでいます。 荒さと緻密さとの追求でアレンジにはだいぶ時間かけた一曲。鳥羽さんによってダイナミックなFUZZサウンドで組み上がりました。 ベーシックは白馬での一発録りです。

 

 5, 涙とスランバー

今回のアルバムのハブとしての一曲。 何気なく過ごしてきた、当然のようにそこにあったそんな家族との向き合い方、思い、過去、後悔などが、目まぐるしく複雑に絡んで一つの物語のようになりました。 テーマだけを取るとなかなか重い内容のように思うけど、そこは我らならではの跳ねビートに寄って軽快に流れていきます。 はじは、グロッケンやウッドブロックなど多様に使いバリエーションあるサウンドに。たけ兄の印象的なフレーズの間奏部分では電話コールを入れ、その裏に奇妙なギターを重ねました。ギターはいつもより少しファットなイメージでもあったので、ギブソンのES-330を使用。間奏のもしもしトークはたけ兄です。

 6, ユキノワルツ

少しずつベースなしの曲が増えてきました。その分たけ兄のやることが増えている気もするけど。この曲のガットギターはたけ兄がヤマハのアコギにガット弦を張り直したもので、思ってた以上にいい効果になって良かった。いたってシンプルな曲なので演奏、歌共に一発レコーディングです。イントロ、アウトロの虫の音は我が家の近所の虫達です。

 7, 風の路

ハックルの初期を彷彿させるストレートな曲。創った当初は、またオートバイ乗りたいなぁなんて単純なものだったんですけどね。これだけ真っ直ぐなのも久しぶりというか、妙な若さというか少し戸惑いもありましたが、やってしまうとそれはそれで自分の中で順応していくパターンのようなものがあって、今ではフレッシュな気持ちで臨めています。自分で創ったのに不思議なものですね。 歌録りは当初頑張ったテイクがあったんですけど、もう少し自然な方がサクらしいとアドバイスを受けて録り直し。肩の力を抜いて一発OK。自分だとわからないことってやっぱりあるもんですね。 はじのスリンガーランド、たけ兄はテスコ、 ギターはES-330とアコギB-25のギブソン固め。お気に入りでのビンテージサウンド。 ギターアンプはMUSIRA studioのヴァイブロヴァーブを使ってみました。

 

 8, 赤岳にて

登山は今でも自分の中では特別で、曲を創る上で大きな影響力になります。 2021年にずっと憧れだったテント泊での赤岳〜硫黄岳にトライ。その時の思いを綴った歌。単独で登ることで自分の中での色んな思い、考えがシンプルになり向かうべき方向や姿勢がはっきりと見えてくる。そこには背負うべき家族や支えてくれる仲間がいて、常に一人ではなく、帰る場所がある、思いを伝えたいといった繋がりを実感する思いでした。今はすっかりファミリー登山ですけどね、それはそれで楽しいものです。 イントロアウトロにより本をめくり閉じるような物語り風で構成。間奏部分での歪みベースなどたけ兄がバリトンベースを使用し、はじはマレットを使い多彩なドラミングで、赤岳の静と動を表現。ギターはアコギのみで、華やか色付けなどなく、正に単独登山のようなイメージで曲自体の展開によって変化を生み出しています。

 9, 乾杯しよう

亡き父が晩酌する時に、ハイ乾杯〜と言ってグラスを当ててたのをよく覚えてます。乾杯するようなことなど特にあった訳でもないのに…そして今の自分も同じようなことをしてしまうんですよね。 この曲は早々とライブでもプレイしてました。たけ兄がアコギをかき鳴らし、はじはスネアに竹ヒゴを使用してプレイ。エレキはいつものテレキャスをALAMOのアンプに直で。この辺りのノリはいかにもハックルらしいなと。白馬のスタジオで皆同じ部屋に入っての一発録りです。

 

 10, 蒼日

イントロ、アウトロにアナログディレイを深く入れてます。この夢の中のような、過去の世界のような浮遊感が気に入ってます。 人生の半ばになり、ぼんやりとしていた死に対する考えが以前よりも近くリアルに感じるようになりました。自然にこのような歌詞が生まれ、日々の有り難さや何気ない日常の尊さを愛おしく思います。別れはつらいものですよね。でもこの出会いにいつも感謝していたいと思うのです。

comakusa_records_logo_fix.png
itunes_1.gif

Copyright © 2020 HUCKLEBERRY FINN  All Rights Reserved.

bottom of page